今日は知的に攻めてみる

反社会学講座

反社会学講座

イタリア生まれの30歳、パオロ・マッツァリーノと申します。「まっつぁん」と呼んでください。天然パーマでひげもじゃです。父は寡黙な九州男児、母は陽気な花売り娘でした。(スタンダード 反社会学講座・ご意見無用より抜粋)

というプロフィールを持つ謎の人物が書く、強烈にしてユーモアあふれる社会皮肉です。ちなみに「反社会学」とは爆弾作って「へへへ…… こんな腐った世の中ぶっ壊してやるんだ」とか、街頭で「現世は腐りきっております! 皆様も我々と共に歩み、楽園を目指しましょう!」とか演説したりする人たちを研究する「反社会」学ではなく、「巷で社会学の偉い先生が言っているゲーム脳とか少年凶悪犯罪とかは全部嘘! だって過去のデータを30年くらいさかのぼったほうがやばいもん!」とかいう反「社会学」のほうです。
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/でほぼ全文を見ることができますが、書籍のほうは加筆修正に加えて新章がいくつか追加されています。面白いので夜中にうっかり開くのはお勧めしません。ほぼ間違いなく徹夜すると思われ。

反社会学の不埒な研究報告

反社会学の不埒な研究報告

上の続編です。
おっと、書き忘れてました。まっつぁんさん曰く、社会学とは「個人の偏見に基づき打ち立てた仮説(兼結論)に対して統計上自分の仮説に有利なデータのみを参照し、論理を発展(飛躍、もしくはこじつけ)させ、全ての元凶をある特定の個人や集団に擦り付ける」学問*1らしいです。そして、本日紹介した本はそんな社会学の論理作成方法を踏襲しつつ世間一般に言われる社会学をおちょくっております。
つまり、彼のいうことを鵜呑みにすると…… まぁ、恥をかくのは俺じゃないですから。

……買い物ログってこんな感じでいいのかな?

*1:よくわからなかったらホームページを見るか本を買って読もう